28 29 日 本 海 ガ ス 絆 H D G の 事 業 報 告 災害時においてLPガスは供給回復が非常に早いエネルギーです。国はエネルギー基本計画の中で、災害時エネルギー 供給の『最後の砦』として位置づけています。 今回採用していただいた災害用バルクは、ガスメーターやガス漏れ警報器が一体化され、業務用コンロや炊飯器、給湯 器、暖房機、発電機などを組み合わせることによって、災害時にエネルギー供給が途絶した場合でも、備蓄したLPガスを 使いライフライン機能を維持することができます。また地域防災活動として、防災訓練など地域活動にも貢献しています。 現在は国からの補助金もあり、設備負担の軽減を図ることができます。 大型ショッピングモールを地域の防災拠点に 稼働開始日 2021年7月 北陸エリア最大級の店舗が集結するイオンモール白山様に LPガス災害対応型バルクと停電時でも稼働できるガス空調 (冷房・暖房運転)ならびに非常用発電機を導入しました。災害 時には避難者、帰宅困難者、従業員の1,100人を収容する大規 模な避難拠点として、空調及び炊き出し、電源の確保等に使用 し、避難所としての機能を果たします。また当施設は白山市との 「地域貢献連携協定」を締結され、地域の防災拠点として、さら には復興の拠点としての役割を担っています。 災害時に強いエネルギー 日本海ガス絆HDGの事業報告 GAS ENERGY イオンモール白山 様 設備概要 ■GHP室外機×16台 総馬力数 400HP ■非常用ガス発電機×1台 発電量 54kW ■小型ガス発電機×3台 定格出力 1.5kVA ■投光機:バルーン投光機×3台 ■LPガス災害対応型バルク 2.9t×3基、298㎏×1基 地域の医療防災拠点としての役割を果たすため 稼働開始日 2021年6月 南ヶ丘病院様は災害発生時には入院患者と勤務する医療従事 者の滞在の他、建物内の病室や待合室・廊下など共用スペース を可能な限り開放し、入院患者以外に他の避難所からの診察・ 治療が必要な近隣住民等を収容する一時避難所としての役割 を担っています。商用電力が止まった際には非常用発電機に よりガス空調や強制気化装置の電力を確保し、空調を稼働させ 避難者の健康維持等に役立てることができます。また、バルク の付属設備であるガス栓ユニットに小型ガス発電機やガス機器 を接続し、敷地内で投光機の使用や炊き出しを行うことも可能 で、避難所としての機能をより一層高めています。 設備概要 ■GHP室外機×9台 総馬力数185HP ■非常用ガス発電機×1台 発電量 54kW ■小型ガス発電機×1台 定格出力900VA ■投光機:バルーン投光機×1台 ■LPガス災害対応型バルク 2.9t×1基 特定医療法人扇翔会 南ヶ丘病院 様 プライバシーが確保された避難所施設として 稼働開始日 2022年11月 北陸自動車道金沢西インターチェンジに近く、ビジネスや 観光、合宿などに利便の良いホテルに、LPガス災害対応型バルク とGHPならびに非常用発電機を導入しました。非常用発電機 でGHPの電源を確保して空調を稼働します。当ホテルは「かな ざわ災害時等協力事業所」に登録され、災害時には客室の一部 を開放して避難所施設として協力されます。ホテルという特性 を生かし、個別にスペースを必要とする避難者へ提供すること ができ、プライバシーを確保した拠点としての役割を果たす ことができます。 設備概要 ■GHPチラー室外機×5台 総馬力数 125HP ■非常用ガス発電機×1台 発電量 54kW ■LPガス災害対応型バルク980kg×2基 APAホテル金沢西 様
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